プレストレスジャッキ製造工程
- 要求確認:お客様から提供された要求情報に基づき、実寸図と荷重を提示し、その後お客様と調整して要件を満たします。既にお客様が完全な寸法図と仕様をお持ちの場合、この工程は省略可能です。
- 原材料取得:設計規格に基づき、プレストレスジャッキ専用鋼材 JIS G4105 SCM440 を選定。
- 深穴加工:ソリッド原材料に対して深穴ドリル加工を行い、内部構造の精度を確保。
- 荒加工:加工部品を ±2~4mm の寸法精度まで荒加工し、その後熱処理で調質して硬度と靭性を向上させ、製品寿命を延長。
- 銅溶接作業:アセチレン銅溶接を使用(コストは高いが最適)、その他に亜銅溶接および CO2 溶接方式もあり。
- 精密加工:穴あけ、タップ加工、旋盤加工などを行い、製品精度を確保。
- ボーリングと研磨:内孔を精密加工し、シリンダーとピストンの最適なフィットを確保。
- 電解めっき処理:ピストンおよび内筒表面に硬クロムめっき処理を施し、耐摩耗性と使用寿命を向上。
- 組立前検査:製品番号と部品に誤りがないことを確認後、組立作業を実施。オイルシールの取り付けも含む。
- テスト:組立完了後、完全なテストを実施し、ジャッキの性能が設計基準を満たしていることを確認。
精密製造と厳格な品質管理により、すべてのプレストレスジャッキが安全で信頼性の高い製品となることを保証し、お客様および工事の要件に適合します。